10/19/2010

チェーホフ:三人姉妹

Three Sisters
Written by Anton Chekhov
Natasha          Sofia Lauwers
Olga               Christine Osuala/ Cassie Post
Masrha            Arielle Uppaluri
Irina                Emily Fleischer/ Eunice Hong

Directed by A. Dean Irby
Musical Director: Jim McElwaine


DTメジャーの友達に誘われて、
Purchase の Acting専攻の人たちの舞台を見に行った。

上流階級の娘オルガ、マーシャ、イリーナの三人姉妹が
父親の死後、弟の負債により家を抵当に入れられてしまう。
家主であった長女のオルガは家を弟の嫁に明け渡し
既婚者である次女マーシャは愛のない生活に嫌気がさして
他の男を好きになるけれど、結局その男と別れて旦那のところにいやいや戻り、
一番年下で天真爛漫で無邪気な三女イリーナは
その若々しさを徐々に失い、好きでもない男と結婚して
それでもみんな人生の希望を見出そうと決心して
三人それぞれ別の人生を歩みだす。というポジティブなんだかネガティブなんだかわからない話。

チェーコフの四大戯曲の一つ。
チェーコフの作品を見るのは、前に授業で呼んだ四大戯曲のうちのもう一つ、"Cherry Orchard"を入れれば二回目になる。チェーコフの作品の特徴はとにかく登場人物が多い、そしてロシア名なので名前覚えにくい。あとストーリーが数年、時には十年近くに渡っていて壮大な話になっているなど、いろいろと英語が母国語じゃない人間にとってはなかなか大変な作品です。私はそれを見越してウィキペディアで概要を調べてから行ったのでよかったけど、友達はいきなり見てなんのことかよくわからなかったみたい。
また、チェーコフのもう一つの特徴としてロシア革命後のヒエラルキーシステムの崩壊を風刺しているのでその辺のロシア社会の情勢を知っているとも一つ面白く見れるんじゃないかなと思います。
たとえば、マーシャが昔は何十人もパーティにお客が集まったといっているところがあるのだけれど、その日のパーティに集まったのは10人程度。しかもその客は軍人、つまり成り上がりの人間ばかり。第一章で服がダサいだのと馬鹿にされていた弟の嫁が最終章では上品な服を来て家の主になる。上流階級の人々が徐々に不幸になっていく一方で、こういう成り上がっていく登場人物がいる。そういうところも面白いポイントだと思います。

10/17/2010

Kurt Elling


10/8/10 7:30 P.M. @ Birdland

Kurt Elling のライブに行った。
ジョージにCDを借りてから何回か聞いていたのでそれを生で聞けるなんてなんか変な感じ。
でもやっぱりさすがKurt Ellingだなぁ
通常の彼の歌声は中低音なんだけど
低音から高音までファルセットを使わずに歌えるのはやっぱりすごい!

ギターの人もうまかったしすばらしいショーでした。
個人的には4曲目くらいにやってた
ビートルズの曲のカバーが好き。
タイトル忘れちゃったけどジョージにも一回聞いて
オリジナルさがそうかな?

ライブとは関係ないけど
このBirdlandというお店は、こういうライブメインの
店にしては料理がおいしいので私は好き。
ただ、今回食べたジャンバラヤはちょっとスパイスききすぎだったかな。
前食べたGumboのほうがおいしかった。

またライブがあったら行きたいなぁ。
雰囲気もいいしなかなかよいレストランですよ。


Birdland
42nd street, between 8th and 9th Avenue.
http://www.birdlandjazz.com/

10/06/2010

LA CAGE AUX FOLLES

La Cage Aux Folles at Broadway's Longacre Theatre


10/2/10 Sat. @ Longacre Theatre

Cast:
Georges          Kelsey Grammer
Albin               Chris Hoch
Jean-Michel     A. J. Shively

Staff:
General Manager            B. J. Holt
Executive Producer         Alecia Parker
Music&Lyrics                 Jerry Herman
Book                              Harvey Fierstein
Music Supervision           Jason Carr
Choreographer                 Lynne Page
Directer                          Terry Johnson


土曜日にヒマだったのでなんとなくマンハッタンに行って
なんとなくTktsに並び、"La Cage aux Folles"のチケットを購入。

8時に開演。
見てから気づいたんやけどこれって
Nathan Lane が主演してた "Birdcage" っていう映画の舞台版やった。
おかげでストーリーは難なく理解できてよかった。


なんといってもストーリーがすばらしいと思う。
ゲイカップルのGeorge とAlbin の息子(正確にはGeorgesが昔関係を持っていた女性との子共)、Jean-Michel が結婚をすることになる。喜ぶGeorges とAlbin だが彼女の父親は超保守的な議会議員。そんなお堅い両親にゲイクラブのオーナーでゲイの親がいる、なんてことはいえるはずもなく、Jean-Michelは彼女の両親が家に来る一晩だけ「普通」の家族を演じてくれるよう父親に懇願する。

Georges はかわいい息子のために「普通」に振舞う努力をし、
Albin も、本当は身振りもしゃべりも思いっきりゲイなのに、
息子(?)の結婚のために、無理して男らしくなれる練習をして
叔父のふりをする。
その2人の息子を思う愛にすごく感動する。
両親がゲイカップルだからどうだとか
そういうことじゃなく、一人の人間として
すばらしいならそれで十分じゃないか。
最終的にAlbinの正体はばれてしまうんだけど、
彼(彼女?)はJean-Michelの婚約者の父親に対してこう言います。
「私は私よ。私は何も変わってはいないわ。ただほんの少しの違いがあるだけ。」
この言葉はとても重く響きました。

この作品は元々フランスの舞台劇だったらしく、
その初演が1973年。
30年以上前にこういう作品が作られていたことがすごい。
逆に言えば、この作品が現代でも人気を博しているということは
こういったゲイ・レズビアンカップルに対する
偏見の問題が今だに残っているという証拠でもないかと思います。


ところで、ストーリーはコメディタッチでありながら
現代のゲイカップルの問題にも触れるすばらしい作品だとは
思いましたが、一つだけ納得いかなかったのは、歌です。
特にGeorges役の人がひどくて、音を何回かはずしていたのが
すごく気になりました。
この日は2回公演でそれの2回目だったから疲れてたのかなぁ。
にしても、主役なんだからもうちょっとがんばろうよ。

オーケストラはよかったけど、舞台の二階部分にあるオーケストラ席の幅が狭いのか
それとも予算の関係か、ちょっと少なすぎないか?と思いました。
まぁブロードウェイの劇場だったらあんなもんか?
劇場自体もそんなに大きくなかったので
私としてはちょうどよかったけど、
ブロードウェイのきらびやかなイメージではないかも。。。という感じでした。